遠隔地に住んでいた親の遺品整理を業者に頼んで助かった

私は都内に住んでいますが、父親は福岡県に住んでいました。遠いうえに仕事が忙しくてなかなか帰省する事も出来ず、行けるとしても1年に1回か2年に1回程度でした。

そんな中、父は病をわずらい入院する事になってしまいました。お見舞いにも行きたくても頻繁にはいけないですし、仕事でなんとか休みをとったり、妻にお願いして行ってもらったりしていましたが、3か月で亡くなってしまいました。

ちなみに私は一人息子で兄弟はいないので、本来であれば一緒に住んでいたかったのですが父は頑固者で家を離れたくないというのでそれができまませんでした。

今は生前から終活で必要なくなったものはどんどん整理したり、何かあった時に見ればわかるように色々している人も多く、父にも終活を勧めてはいましたが、何もしていませんでした。

危篤の連絡を受けて駆けつけ、無事看取る事は出来ました。さらにお通夜やお葬式などは行いました。

しかしここで問題が起きました。父が住んでいた家は賃貸のアパートだったため、引き払わなければなりません。遺品の整理をしなければならなくなったのですが、仕事で東京に戻らなくてはならくて、短期間で作業をするのは困難な状態でした。

そこで不用品回収業者に遺品整理を頼む事にしました。ネットで調べてみると、この地域でも多数行っているところがあったので、いくつか見積もりを取ったうえで場合によっては買付けもしてもらえるという事で、一つの業者に絞って依頼しました。

最近では、遠隔地に住んでいる場合には、これだけはこうしてほしいという要望を伝えれば作業をどんどん進めてもらえるという事もあるようです。しかし不用品の中には大事な物も有りますし、捨てられてしまうと困りますので作業をするときには一緒にしてもらいたいという希望がありました。

そこで1日限定で整理を行う日を調整してもらい、一気に回収までしてもらう事にしました。遺品の整理は時間がある方でしたらゆっくり自分で仕分けをしながら出来るかもしれませんが、短期間で行わなければならない場合には業者に依頼するのが便利だと思います。

私も不用品の整理をしてゴミを出そうとしたときがありますが、粗大ゴミともなれば自治体で予約をしたり回収場所まで持って行かなければなりませんし重たい物は持てないのです。結局その時には回収業者に依頼をしました。

遺品整理の場合には、写真などの思い出の品や貴金属、また通帳などは分けておいてもらいたいと伝えて作業を行いました。

家具については、大事に使っていた骨董品もあり、そちらは買付けをしてもらえることになりこちらは回収してもらうだけでも助かるのですが、値段を付けてもらう事が出来ました。その価格は作業費から差し引いてもらう事が出来ました。

スピーディーな作業で、私と妻だけではそこまで早くできなかったと思いますが1日で全て完了して、翌日には東京に戻る事が出来て本当に助かりました。遺品整理は業者の方は慣れているのでお勧めです。